2025.10.09 ブログ
マッサージはなぜ「効く」のか? 〜身体が喜ぶ4つのメカニズム〜
マッサージはなぜ「効く」のか? 〜身体が喜ぶ4つのメカニズム〜
マッサージを受けたあと、「体が軽くなった」「血の巡りが良くなった気がする」と感じたことはありませんか?
実はその感覚、単なる気のせいではありません。マッサージには、身体が本来持っている回復力を引き出す科学的な理由があるのです。
① 血液とリンパの流れを促進する
マッサージでは、圧迫と弛緩(ゆるめる動き)を繰り返すことで、全身の血液やリンパの流れを助けます。
血流が良くなることで筋肉に酸素や栄養が届きやすくなり、老廃物の排出もスムーズに。結果として、疲労回復やむくみの軽減につながります。
② 筋肉と筋膜のこわばりをゆるめる
筋肉がこると血流が滞り、痛み物質が溜まります。
マッサージによる押圧刺激は筋繊維をやさしくほぐし、筋膜の癒着を緩めることで柔軟性を回復させます。
このとき表面の皮膚を押すと一瞬白くなり、すぐ元の色に戻りますが、まさにその瞬間、毛細血管で新陳代謝が起きているのです。
③ 自律神経を整えてリラックス
リズミカルな手技は、緊張している交感神経を鎮め、副交感神経を優位にします。
これにより、ストレスの軽減・睡眠の改善・内臓機能の回復など、心身のバランスが整いやすくなります。
深いリラックス状態に導くのも、マッサージの大きな特徴です。
④ 幸福ホルモンが分泌される
心地よい刺激は脳にも働きかけます。
マッサージを受けると「オキシトシン(幸福ホルモン)」や「エンドルフィン(鎮痛ホルモン)」が分泌され、安心感・快感・痛みの軽減を感じやすくなります。
心も体もほぐれる理由はここにあります。
まとめ
マッサージは、単に筋肉のこりを取るだけのものではありません。
血流・神経・ホルモンという3つの要素が連動して働き、身体の内側からバランスを整える行為なのです。
日々の疲れを感じたら、マッサージで自分の体の「リセットスイッチ」を押してあげましょう。
きっと、明日のあなたの動きが軽くなります。